コラム
雪の被害による火災保険金の申請について
2022/01/06コラム
明けましておめでとうございます。
コラムを読んで頂いた方の為が火災保険について少しでも身近に感じて頂けるように、火災保険に関する情報を提供できればと思っておりますので、
本年もどうぞ宜しくお願い致します。
昨日は、関東の南部を中心に大雪となりました。
東京23区では4年ぶりに大雪警報が発表され、千葉県におきましては全域に大雪警報が発令されました。
家に戻ってきて雪の積雪を測ったところ7㎝程積もっておりました。
雪が降り始めた時はここまで積もるとは思ってもみなかったので、正直ビックリです!!
路面がまだ凍結しているところもありますので、移動の際は足元に十分に注意をして、また車を運転される際は安全第一で焦らず行動していきましょう。
雪が積もった時の申請ポイント
関東の雪は今のところ、10㎝程ですので大きな被害が出ている建物は少ないと思いますが、10㎝程度といって侮ってはいけません。
屋根に積もった雪が融けて水分を含む雪でになると想像以上の重さになります。
その水分を多く含んだ雪が屋根から落下(落雪)する事で、
①下屋の屋根が割れてしまったり
②ベランダの屋根が割れてしまったり
③カーポートの屋根が割れてしまったり
④換気扇フードが凹んでしまったり
等々の被害が発生する恐れがあります。
もちろん、落雪によって壊れてしまった箇所は火災保険の対象となりますので、覚えておいて下さい!
落雪の他にも、雪の重みによる被害の代表的なもので雨樋の損傷があります。
下の写真は雨樋の留金具が割れてしまっている状況です。
地上から見上げても雨樋に隠れてしまって、被害に気付く事が難しいところになります。
下の写真は雪の重みで留金具が建物から外れてしまっています。
こちらも地上から見上げても雨樋に隠れてしまって、被害に気付く事が難しいところになります。
このようにお客様では気付く事が難しい場所に被害が隠れてしまっている為、
大規模修繕や屋根や外壁の塗装のタイミングで工務店さんに教えてもらって雪の被害に気が付いたり、
弊社のように損害の調査をして初めて雪の被害に気付く事がほとんどです。
火災保険の申請は、基本的に3年以内の事故であれば遡求して申請が可能ですが
いつ壊れたものなのか不明確ですと火災保険の申請をしても保険金が下りない場合がありますので、
今後の火災保険の申請の判断材料の為にも建物の状況を写真で撮って保存しておく事をオススメします!!
※雪の被害では雨樋が壊れてしまう事が圧倒的に多いので、下の写真のように雨樋が写るように写真を撮るようにして下さい。
建物全体の写真と、雨樋の寄った写真がある事が理想です。
今回の雪で被害にあわれていない事が一番ですが、
建物で違和感に感じる部分を発見したなど、些細な事でも結構ですので何か気になる事がございましたらお気軽にお問い合わせください。
北野 康太