コラム

私の考える、火災保険申請サポート会社の選び方

2022/02/24コラム

皆さん、こんにちは。

まだまだ寒い日が続きますね(><)

私は春が待ち遠しいです。。。

いつもコラムを読んでいただき本当にありがとうございます。

また、お問い合わせいただいた皆さま、弊社にご連絡いただきまして本当にありがとうございます。

心から感謝申し上げます。

今後ともよろしくお願い申し上げます。

ネットに見る「火災保険申請サポートランキング」とは

今回は『火災保険申請サポート会社の選び方』について書かせていただきます。

ここ2〜3年の間に火災保険申請サポート会社がたくさん出てきました。

これだけたくさんあると、どの会社に頼んだらよいのかわからなくなってしまいますよね。

ネット検索すると『火災保険申請サポートランキング』『おすすめ火災保険申請サポート会社』など、迷っている方にとても参考になりそうなタイトルのサイトを見ます。

比較するのは主に4項目です。

①平均受給額(一件あたりに下りた保険金額)

②平均受給率(全部の調査件数に対して保険金が1円でも下りた件数)

③手数料率(成功報酬でお客様からいただく手数料率)

④調査件数(これまで、あるいは年間の調査件数)

たしかに上記の数字が「正確であれば」かなり参考になるかと思います。ただし「正確であれば」です。

こういうサイトを見ていつも思うのです。

手数料率以外、客観的なデータは何も存在しないと。

調査件数はもちろん、平均受給率や平均受給額はおそらくはなんの証拠もありません。

実績などいくらでも書けます。

そして驚くのはどこの会社も上記の数字は似通っています。あまり極端なことは書けないのだと思います。

私は『火災保険申請サポート会社の選び方』は上記の指標で判断しては危険だと思っています。

上記の中で1番確かな指標は手数料率しかありません。

それはお客様の御負担額に関わるところですので、検討項目として比重が大きくなるのは当然です。

ただし、これだけでは不十分なのです。

お客様が受け取れる保険金額はサポート会社のスキルによって全然違ってくる

もし、どの火災保険申請サポート会社で火災保険金の請求をしても全く同じ保険金しか下りないのであれば、もちろん手数料率が低い方がいいに決まっています。

しかし実態はそうではありません。

申請サポート会社のスキルによって、受け取れる保険金額はかなりの差が出るのです。

例えば

どこのレストランでも全く同じ品質の味と顧客サービスを提供されるのなら価格が安いほうが良いでしょう。

どこの美容室やエステサロンに行っても、全く同じ技術と接客サービスでやってくれるなら、安いほうがいいに決まっています。

ただ、全く同じ技術とサービスということは絶対にないですね。

国家資格が必要な美容院や調理師免許が必要なレストランでも技術はもちろん接客サービスに至るまで大きな差が出てくるのです。

ですからそのようなサービスを受けるときには価格だけで判断する方のほうが少ないのではないかと思います。

繰り返しになりますが、火災保険申請サポートにおいては、その調査技術に不可欠なのは『火災保険約款について精通しているかどうか』です。保険金は約款に基づいて支払われるのです。それは火災保険請求にあたってはかなり特殊な知識とスキルになります。

1番確かな『火災保険申請サポート会社の選び方』

①火災保険金請求に【特化した】調査スキルが高いこと、これにつきます。

上記が大前提であり、それをクリアした調査会社の中から、初めて手数料率の比較をするべきなのです。

それでは肝心の調査スキルが高いことをどうやって比較したらいいのでしょうか?

ただ単に『調査のプロが調査します』『一級建築士が調査します』『保険のプロが調査します』だけでは足りません。

火災保険申請サポート会社としては火災保険金の請求に【特化した】スキルが必要なのです。

そのスキルは火災保険そのものや保険金請求に関わる業務を『実際に損害保険会社の社員として経験するか、損保協会の登録鑑定人試験に合格し実務として鑑定会社で損害鑑定に携わった経験』がないとなかなか身に付きません。

代理店で商品の勉強をした、建築士の資格を持っている、損保会社で働いていたというレベルであっても不十分なのです。

レベルの高い申請サポート会社があるのも存じておりますが、残念ながらまだまだ多くの申請サポート会社はそのような経験はしていないと推測します。

もしその経験があったなら他社よりもかなり有利なアピールポイントになるはずですが、それを謳っている会社は、私の知る限りあまり見受けられません。

要するに保険金請求の知識も経験も、本当にそのような業務で経験を積んできた者から見ると、持ち合わせている会社が少ないのではないかと感じます。

ランキングサイトでは比較できる情報が不十分

当然ですが、最初に記載したようなランキングサイトで、そのスキル自体が比較条件になるはずもありません。そもそもそのような【火災保険に特化した】経験をしてきた会社が少ないわけですから。

火災保険申請サポート会社が多くなってきたからこそ、どのような視点で探せばいいのか、私なりの選び方をお伝えしました。

決して他社様の批判をしているつもりはございません、むしろ協力して業界のレベルアップをしていけたらと心から願っております。

弊社には同業者様より様々なご質問や情報交換のお申し出をいただいておりまして、その都度、大変勉強させていただいており感謝申し上げます。

火災保険申請サポートを使ってみようか、どうしようかと迷っていらっしゃる方もたくさんいらっしゃいます。

どうか表面的な宣伝文句や手数料率ばかりに惑わされず、気になる調査会社に電話やメールなどでしっかり話を聞いてから選ばれることをお勧めします。

皆さまの参考にしていただければ幸いです。

代表 尾前 美幸