保険金の不払い問題　〜がん保険での話

皆さん、こんにちは。

保険金の不払い問題は、保険会社と個々の契約者という図式からなる問題です。

CMでは支払いはすぐにされ加入して安心と謳っていますが、実態はどうでしょうか？

保険金不払いの問題は、弊社が関わっている火災保険だけではありません。

弊社は火災保険の契約者から直接話を伺うことができますので、火災保険金の支払いに不満を持っている契約者が非常に多くいることを肌で感じています。

しかし比較的少ないと思っていた生命保険会社でもこの問題は潜在的に多いのかもしれません。

泣き寝入りしている契約者が多いなら、本当に気の毒です。

西日本新聞の記事でたまたま見つけた記事です。

アフラックのがん保険に加入していた方の体験記事には私もいささかショックを受けました。

アフラックはCMでよく見ますし、個人的にもイメージは悪くありませんでしたので。。。

https://www.nishinippon.co.jp/anatoku/question/2231/

2005年頃に保険会社各社の保険金不払い問題が明るみになり、社会問題になりました。

金融庁より業務改善命令を受け、それ以来、保険金不払い問題は収束しているかのような報告が各保険会社より発表されています。

しかし、上記の記事は2022年、昨年の話です。

記事の最後にこの取材班からのメッセージがあります。

「投稿者のように、契約者と生命保険会社では知識の差があり、不適切な不払いのケースが埋もれている可能性があります。」

火災保険も同じです。

生命保険会社、損害保険会社は大企業です。個々の契約者が交渉してなんとかなる相手ではないのです。

契約者サイドに立つ「専門家」が求められるのではないでしょうか？

その「専門家」が保険会社と契約者をフェアに近づけるのでないかと、つくづく感じています。

 

土井　隆